原発と小児白血病~ドイツだから,疫学調査だからなんていわないでしょうね ― 2007年12月10日
原発周辺で小児白血病増大=閉鎖前倒しも-独【ベルリン10日時事】
ドイツ連邦放射線保護庁が9日までに公表した調査結果によると、原子力発電所の近くに住む子供ほど白血病を発病する危険が高いことが分かった。
(中略)
同庁によれば、1980-2003年に16カ所の原発から5キロ圏内の住民を調査したところ、5歳未満の子供37人が白血病を発病した。統計上の平均値は17人で、発病の確率は2倍以上。居住地が原因として考え得るとしている。
23年間という期間,16カ所の原発から5キロ圏内の住民という数からすれば,かなりの数を調査したようにも見えます。
日本ではこのような疫学調査の結果は軽視される傾向にありますが,ヨーロッパでは,試験管内での実験よりも,実際の人間への影響を計ることのできる疫学調査が重視されています。
ドイツという他国の話だから関係無い,疫学調査の結果にすぎないから証拠として不十分などと言っていてよいとは思えません。
日本でも労働者や周辺住民の被曝,健康被害について速やかに調査すべきではないでしょうか。
コメント
_ 馬場 ― 2011年03月26日 10時50分47秒
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