プレゼンテーションソフト利用の巧拙で裁判が決まる? ― 2008年01月15日
違和感をぬぐえません。
法廷でのプレゼン能力磨け 米国の弁護士らが実技指導(asahi.com)
鹿児島地検では、05年9月から一部の公判でパソコンのプレゼンテーションソフトを使っている。検事は「視覚的に訴えやすくなり、要点もおさえやすくなる」と、手応えを感じている。対する鹿児島県弁護士会の上野英城会長は「ベテラン弁護士になると、ソフトを使いこなせる人は少ない。検察より出遅れている感は否めない」と危機感を持つ。
プレゼンテーションソフトの利用方法の巧拙で結果が決まる制度というのが果たしていいものかどうかということには思いは及ばないのでしょうか。
また逆に,現行の職業裁判官による裁判ではプレゼンテーション能力はいらないということなのか,というのも聞きたいところです。
職業裁判官にはプレゼンテーションは通用しなかったが裁判員になら通じるというのは,何か裁判員をバカにした態度のようにも見えます。
裁判員制度は,旗振り役だった日弁連がやっぱりおかしいといえばひっくり返る可能性の大きい制度だと思うのですが。
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