戦争体験の記録と継承 ― 2014年11月19日
ごぶさたしています。
私も50歳近く。親の世代は1930年代後半生まれですが,もう70代後半になります。
第2次世界大戦に日本が敗戦し終戦したのが1945年,そこから数えても来年で70年。
最近の憲法解釈の変更による集団的自衛権容認の動きとか,国家安全保障会議の創設とか,「公営放送」であるはずのNHK会長の政府広報機関化をめざすかのような発言とか,きなくさいご時世。正直なところ,戦争を知らない世代の戯言が幅をきかせているような気がしてなりません。その背景には戦争体験の風化があるんじゃないかとも思います。
戦争体験者(軍隊経験者に限らない。)が元気なうちに戦争体験(引き揚げ時の事も含めて)を聞き取って記録し、我々さらには後生に残しておく必要があるんじゃないか、できればいろんな人が戦争体験者である親族から聴いた話を記録に残していけばと感じます。私自身も余裕があるわけではありませんが、自身の体力がそう衰えないうちに、親の話を聞いて少しでも記録に残せればと考えています。
尊厳死シンポジウムのお知らせ ― 2014年11月19日
第二東京弁護士会で以下のシンポジウムを開くことになりました。
尊厳死の問題点を考える
日時 2014年11月28日(金)午後6時~8時30分
場所 弁護士会館10階1003号室
講師 小松美彦氏(武蔵野大学教養教育学部教授)
参加費 無料
申込み 不要
主催 第二東京弁護士会
お問い合わせ先 第二東京弁護士会人権課
東京都千代田区霞が関1-1-3 http://niben.jp
電話 03-3581-2255
FAX 03-3581-3338
昨今、尊厳死の法制化の機運が強まっており、国会にいわゆる尊厳死法案が提出されることも十分あり得る状況となっています。このような現状において、尊厳死について、改めてその是非を含め検討したいと思います。
このたび、尊厳死をはじめとする人間の生と死に関する問題にご造詣が深い小松美彦先生をお招きします。先生にご講演を頂くとともに、法律のみならず、哲学、倫理学、経済学を含めた様々な観点から、時間の許す限り、尊厳死に関する問題点を、先生と、当会人権擁護委員会の精神医療・高度先端医療に関する部会メンバーとの対話や質疑応答を通じて掘り下げる予定です。
皆様のご参加をお待ちしております。
講師略歴
小松美彦氏
1955年、東京生まれ。東京大学大学院理学系研究科・科学史科学基礎論博士課程単位取得退学。
玉川大学助教授、東京海洋大学大学院教授などを経て、2013年より武蔵野大学教養教育部会教授。
専攻は、科学史・科学論、生命倫理学。人間の生と死をめぐる問題を主に歴史的な視座から研究し、
特に脳死・臓器移植や安楽死・尊厳死の問題に対しては積極的に取り組み、発言を続けている。
著書に、『脳死・臓器移植の本当の話』(PHP新書、2004)、『生権力の歴史-脳死・尊厳死・人間の尊厳をめぐって-』(青土社、2012)、『生を肯定する いのちの弁別にあらがうために』(青土社、2013)など。
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