法科大学院が利権でないというのなら2008年02月04日

法科大学院卒業を司法試験受験資格とすることをやめてはどうなんでしょうか。

利権ではないという以上,司法試験受験資格を付与できる地位が失われても,法曹となるに足りる素養をつけさせるための機関として一所懸命教育に励んでいただけるんですよね>法科大学院関係者の方々

※以前,法科大学院ができる前に,「司法改革」推進論者の某弁護士と話した際,私が上記のような話をしたところ,それでは法科大学院当局のモチベーションが湧かないと言われた。特権が無いと働かないって,ひどい話だと思ったものである。

コメント

_ マスダビル閉鎖 ― 2008年02月04日 17時19分54秒

だったら、増員も当然受け入れるんでしょうね。
弁護士業務で稼いだ余録がないと人権活動ができないというのと、大同小異でしょう。

_ ノムラ ― 2008年02月04日 20時43分03秒

マスダビルには一般の法律事務所があったりするんですが,ビル閉鎖とは業務妨害ですか?(汗)>閉鎖さん

法科大学院はもともとなくてもよかったものですけど(司法研修所というものがありますし。),弁護士による人権活動もやはりなくてもよかったものですか?

私個人としては,司法試験受験資格の開放下(つまり従来どおり)での増員の方が,法科大学院義務化(増員の有無にかかわらず)よりもよほどマシであると考えています。法科大学院関係者の努力を否定する気はありませんが,法科大学院義務化はいろんなルートを経ての法曹への道を閉ざすという点で,「司法改革」中最悪の施策と言えるでしょう。

_ マスダビル4階のみ閉鎖 ― 2008年02月04日 22時23分57秒

新司法試験については,情報がどんどん公開されていますから,易しすぎるの難しすぎるのと,みんな得手勝手なことをいっていますが,司法研修所の教育や二回試験については問題の公開すら求めませんね。で「増員のせいだ。法科大学院の教育が悪い。」というだけ。
なんで,「良い機会だから,二回試験の問題をみなで検討しようではないか」という話が一つも出てこないんでしょうか。
研修所は頑として公開を拒んでいるらしいですが。
そういうところをこじ開けるのは大好きな人たちですよね。

一番すっきりするのは,増員して,司法試験も受験資格はなし。LSも司法修習も任意というやつでしょう。もっともこういうと「司法研修所郷愁の会」の人たちが黙っていないでしょうが。

本当は,司法研修所の増設がいいのでしょうね。東京だけではなく大阪に作る。そうすれば,いろんな会から弁護科目を教える仕事をやってもらえる先生を出して貰えます。
なにもその年の合格者が全員一同に会する必要なんかないわけで。

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