弁護士激増,裁判員制度見直しに向けた集会のお知らせ2008年04月18日

4月から弁護士会も年度が替わり,日弁連も新執行部体制となったようです。

しかし,法務省でも司法試験合格者3000人について見直しを含めた検討をするための組織が立ち上げられたというのに,日弁連会長のあいさつを見ると,会長選挙の時に公約としていた,3000人到達時期の延期や,法曹のニーズに対する検証といった言葉は消え去っています。

また,裁判員制度についても,来年5月21日から施行されるということが決まりましたが,依然として国民の反対は強く,「参加したい」「参加してもよい」といった回答は全体の15.5%にすぎません。(アンケート報告(PDF))しかもこの割合は,上戸彩まで導入しての広報にもかかわらず(個人的には仲間由紀恵の方が好みですが),前回調査よりも減っています。裁判員制度の本質を市民が見抜いたからこそ嫌がっているのではないでしょうか。それにもかかわらず宮崎新会長は「ご協力をお願い」などと宣っています。市民の思いに無理解極まりないと言わざるを得ません。

こうした日弁連の動きに釘を刺し,弁護士激増と裁判員制度の見直しに向けて舵を切らせようということから,集会が開かれます。ぜひ御参加を!

4.18 弁護士・市民集会~ 弁護士激増・裁判員制度・改憲に対決して ~

    日 時 : 4月18日(金)午後6時00分~8時30分

    会 場 : 弁護士会館2階クレオ(東京)

    ゲスト : 斎藤貴男さん(ジャーナリスト)

          新藤宗幸さん(千葉大学教授・行政学)

  ●ビデオ上映「7年前の臨時総会 激増はここからはじまった」

  ●「さあ 日弁連の再建だ!」高山俊吉(東京弁護士会)

  ●弁護士激増と若手の声

     「若手弁護士は何を考え決起したか」増田尚さん(大阪弁護士会)

     「私たちにも言わせろ」(60期の会員ほか若手弁護士)(私(若くはないですが^^;)も発言する予定です。)

  ●裁判員制度はいらない!~市民の立場から

                 < 主催 : 憲法と人権の日弁連をめざす会